英単語のおすすめ参考書｜覚え方が工夫された英単語帳を含む6冊をご紹介

2019.06.10

覚え方が工夫された英単語帳を含むおすすめ6冊をご紹介

英単語帳は様々なものが出ていますが、今回はその中でも覚え方が特徴的な参考書を含む6冊をご紹介します。どの単語帳も大学入試に必要なレベルの語彙をカバーしていますので、標準的な単語帳をつかって勉強するのが自分に合わないと感じた人は、今回ご紹介する単語帳をチェックしてみてください。

英語学習の基本は、まず単語の暗記です。単語のボリュームが少ないと、文法や読解問題も解くことができません。そのため、まずはおすすめの英単語帳を使って、基本的な単語をしっかりと押さえておきましょう。

それでは各英単語帳について、特徴やおすすめポイントを詳しく解説します。

シンプルで標準的な英単語帳4冊『英単語ターゲット1900』『システム英単語』『ランク順入試英単語2300』『FORMULA1700』

最初にご紹介する4冊の英単語帳は、どれも大学入試の標準的な英単語が覚えられる教材です。共通する大きな特徴として、内容構成やレイアウトがシンプルなことが挙げられます。単語のスペルが記載されていて、隣に和訳があるという構成です。さらに、『英単語ターゲット1900』と『ランク順入試英単語2300』の2冊では、その単語を使った例文が掲載されています。

また、『システム英単語』であればミニマルフレーズと呼ばれる文章が載っているのが特徴です。載っている単語量が適度で、どの大学を目指す人にも最初にお勧めできる単語帳となっています。英単語学習でどの教材を使うべきか悩んでいる人は、この4冊の内どれかから始めてみましょう。

特に、『英単語ターゲット1900』と『システム英単語』は多くの受験生に用いられている人気の単語帳です。また、『ランク順入試英単語2300』は英単語がテーマごとにまとまっているため、1つのテーマに関連する単語を一度に覚えられるようになっています。

どの教材も単語が出題頻度順に並んでいるため、最初から順番に覚えていくと頻出単語を効率よく学ぶことが可能です。共通テストレベルまでの単語を仕上げたい場合には単語帳のそのレベルのところまで覚えることができるなど、使い勝手が良い教材となっています。

システム英単語

FORMULA1700

英単語を覚えるのが苦手な人におすすめの1冊『ユメタン1 大学合格必須レベル』

次にご紹介する英単語帳『ユメタン1 大学合格必須レベル』は、標準的な英単語帳で単語を覚えるのが苦手な人にもおすすめの1冊です。掲載されている英単語は『英単語ターゲット1900』や『システム英単語』などと比較すると、基礎レベルにとどまっています。

具体的には、『英単語ターゲット1900』や『システム英単語』の1章～2章レベルの単語が『ユメタン1 大学合格必須レベル』のメインの内容です。この単語帳は掲載されている単語のレベルが易しいことに加えて、もう1つ覚えやすい工夫がされています。それは、特徴的なレイアウトとCDによる学習方法です。

この教材の著者である灘高校のキムタツ先生は英語業界では有名な人で、英単語を覚えるための独自の方法を提唱しています。『ユメタン1 大学合格必須レベル』は、その方法にそった形で英単語を覚えるような構成です。掲載されている単語が100語ずつに区切られていて、1週間かけてその100語を繰り返し学習することで効率よく覚えていくという内容になっています。

耳からの聞き取りと、口から発音する音読を組み合わせた学習方法のため、単語を覚える効率が上がるだけでなくリスニング力強化にも役立つ教材です。一般的な単語帳を使っても単語がなかなか覚えられずに困っているという人は、『ユメタン1 大学合格必須レベル』を試してみてください。

例文の中でTOEICやTOEFLの単語まで覚えられる『DUO3.0』

最後にご紹介する『DUO3.0』は、大学受験に加えて、TOEICやTOEFLなどの英語の資格試験にも使える単語が覚えられる教材です。全部で500個ほどの例文が掲載されていて、1つの例文の中に複数の単語や熟語がちりばめられているという構成になっています。この例文をすべて暗唱することで、基本的な単語や熟語を過不足なくマスターできるという教材です。

例文で覚えるため、1語ずつ覚えていく標準的な単語帳と比べると暗記量が多くなります。この形式で覚えるのが得意という人にはおすすめの1冊です。なお、例文をそのまま暗記するため、英作文やスピーキングにも応用が利く高度な単語力が身に付きます。1つの文章の中でどのように単語が使われているかを確認しながら覚えていきたい人におすすめです。